9月22日 宗祖日蓮大聖人 第七四三遠忌 御会式 ならびに秋のお彼岸法要のご案内

日時:9月22日(日)秋分の日 妙典寺にて午後2時より法要開始

◆御会式(おえしき)
 私たちの宗祖、日蓮大聖人は鎌倉時代の弘安五年(1282)10月13日、武蔵国(現在の東京都)池上にてご入滅なされました。御会式(宗祖を偲ぶ法要)は日蓮聖人のみならず、私たちに法華経を伝えて下さった全ての方々へ報恩感謝の誠を捧げる最も大切な法要です。妙典寺では、一人でも多くの方々に宗祖を身近に感じて頂けるよう、秋のお彼岸法要と併せて奉行致します。
 なお、ご正当の10月12日・13日は、東公園の日蓮聖人銅像でも御会式法要が奉行され、住職も出仕します。是非ご参拝下さい。(詳細な日程は、お寺に掲示のポスターをご覧下さい)

◆お彼岸
 彼岸(ひがん)とは、此岸(しがん=迷いや悩みのある苦しい世界)に対する言葉で、「執着や偏見のない心穏やかな世界」です。古代インドの人々はガンジスの大河を見て、「向こう岸の理想世界」に思いを馳せました。そこで生まれた言葉がパーラミタ(Pāramitā)。経典では波羅蜜(はらみつ)、或いは波羅蜜多(はらみた)と書かれています。これを漢訳すると到彼岸(とうひがん)になります。
 日本では桓武天皇の時代に、昼と夜の長さがほぼ同じになる春分と秋分を中心とした前後七日間、朝廷が僧侶に命じて国家の安泰を祈る読経をさせたことが彼岸会(ひがんえ)の始まりとされています。お彼岸中は先祖を敬い、亡き人に供養を捧げると共に、現実の社会生活でも善い事を行い、迷いを転じて悟りとなす大切な七日間です。

◆卒塔婆(そとば)供養
 最高の祈りの言葉である南無妙法蓮華経のお題目。そのお題目とご家庭名やご先祖のお戒名が書かれた卒塔婆を建てて祈りを捧げましょう。法要当日は、住職が全ての卒塔婆の読み上げを行います。